【色彩学】補色で印象的なデザインを
オーデザインチャンネルズの川口です^ ^
みなさんは、色の組み合わせを考えるとき、どのような基準で色を選びますか?
色を配色する(2色以上の色を組み合わせる)とき、そこには色が調和するさまざまなルールが存在します。そのルールを知っていると、客観的に色でコンセプトをアピールすることができます!
さて今回は、私がデザインするときに好きな配色である「補色」について書きたいと思います。補色は、配色の中でも対比効果でメリハリがでる組み合わせです^ ^
みなさんが色を決めるときも、ぜひ参考にしてみてください。
補色って何?
補色とは、色相環で反対に位置する関係の色のことで、コントラストが強い配色です。反対側にくる色を選べばいいので、選びやすい!
自然界の補色
自然界にもたくさん補色はあります。どれも綺麗な配色ですね^ ^
とっても心地よいです。
補色をデザインで使うときのコツ
補色が心地よいといっても、すべての補色が調和するというわけではありません。メリハリがある配色だからこそ、使い方によってはストレスを感じてしまうこともあるのです。選びやすい反面、色選びには慎重さも必要です。
色彩学的にいうと、補色の組み合わせを「ダイアード配色」といいます。スイスの芸術家、ヨハネス・イッテンがまとめた色彩調和論の一つです。
この配色で注意すべき点は、高彩度同士の補色を並べると不快感を感じることがあるということです。
例えばこんな感じ。
上記に、3種類の補色をおいてみました。左と真ん中は、目がチカチカするような見にくさを感じます。でも、一番右はそんな不快感は感じません。この違いは何でしょうか。
答えは、「明度差」です。赤系と緑系は明度差がほとんどなく、反対に黄系と紫系は明度差が高いのです。このように、補色でも明度差が低い配色にしてしまうと、不快感のある組み合わせになってしまうのです。
補色の良さをいかそう!
上手に使えば、補色は粋で魅力的な配色だと思います^ ^
最後に、私の好きな補色の配色を紹介しておきます。
悩みましたが、こんな感じかなぁ。
みなさんもぜひ、補色を使ったデザインに挑戦してみてくださいね^ ^