Design

インフォグラフィックを活用してより伝わるデザインに

2025.03.24

オーデザインチャンネルズの川口です^ ^
デザインの表現の一つとして、「インフォグラフィック」という方法があります。インフォメーション(information)とグラフィック(graphic)を組み合わせた造語で、情報をイラストや図、グラフ、地図などを用いて視覚的に分かりやすく表したものです。伝わりやすいので、ビジュアル表現として人気があります。
活用シーンも多い表現。数回にわたって解説したいと思います ^ ^

インフォグラフィックとは?

「インフォメーション(information)とグラフィック(graphic)を組み合わせた造語」という名の通り、情報をイラストや図を用いて表現することをいいます。もちろん、文字だけで情報を伝えることはできるのですが、視覚的要素を取り入れることで、より多くの情報を短時間で伝えることができます。

複雑な情報は視覚化すると分かりやすい
視覚的な情報は印象に残りやすい
天気予報もグラフィックがあるとイメージしやすい
道路標識は優れたインフォグラフィック
ピクトグラムだと、パッと分かる
「非常口のマーク」は世界で通じる(言語を越えて伝えられる)

図解のデザイン性を高めたもの

「図解」も同じように図を用いて表現します。インフォグラフィックの一つですが、違いという意味では、インフォグラフィックはよりグラフィック要素が高いことがあげられます。

例えば、「デザイン業界の主な役職」を説明したい時、どのように表現すればよりよく伝えることができるでしょうか。

考えるにあたり、まずは、情報を箇条書きで整理してみました。リスト型なので役職名と役割は分かりやすいですが、この形では、これ以上の情報を伝えることはできません。

「デザイン業界の主な役職」をリスト型で整理

次に、相関図にしてみました。いわゆる図解です。こうすると、仕事の内容だけでなく、そのポジションも分かりやすくなります。

図解することでより多くの情報を伝えることができる

さらに、役職のイラスト(アイコン)を入れ、色も付けてみました。視覚的要素が強まったことにより、よりイメージしやすくなった感じがしませんか?

グラフィック要素を取り入れるとイメージしやすくなる

「伝えたい情報をどうデザインするか」を考えること。「どんな種類のインフォグラフィックでみせるか」も重要です。デザイナーの力量が問われますねぇ笑。

“客観的視点”を大切に、デザインを探ろう

インフォグラフィックを活用して「伝わるデザイン」にするためには、“客観的視点”が必要です。インパクトを出すだけだと不十分で、ユーザーが情報を正しく理解するとともに、興味や関心を持ってもらえる工夫が必要です。「見た人がどんな気持ちになるか」「どう思ってもらいたいか」という想像力を働かせながら、よりよいグラフィックを探求していきましょう。

次回は、インフォグラフィックの種類について解説したいと思います。
ではまた。

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この記事を書いた人

川口 優子

川口です。デザインが好きです。今年はいろいろチャレンジしたいと思っています。絵も描きたい。

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